マリオットポイントプログラムの特徴、貯め方/使い方

MarriottBonvoyアメックスカード（以下マリオットアメックス）は、マリオットボンヴォイ独自のポイント・プログラムがあります。

筆者は、このポイント制度こそメインカードとしての価値があると考えています。

後述しますが還元率の高さはもちろん、貯め方／使い方の幅が広く細やかな調整が可能です。

この記事では、2017年から前身のSPGカードを保有する筆者がポイント・プログラムについて詳しく解説します。

MarriotBonvoyポイントの特徴

マリオットボンヴォイポイントの特徴は3点です。

• 実質無制限のポイント
• 高いポイント還元率
• 幅広い貯め方、使い方

では、細かく見ていきましょう！

実質無期限のポイント制

ポイントの有効期限は24カ月（2年）です。
しかし、カード利用やホテル利用等でポイントが付与されると、そこから2年間期限が延長されます。2年放置しない限りは実質無期限です。

宿泊費は高額で長期間貯める必要がありますが、時間を気にせず貯めることができます。

１ポイントあたりの単価は？

マリオットのポイント単価（1ポイントあたりの価値）は人によって異なります。

筆者の場合は1ポイント0.8円～1.0円です。
単価の決定要素は、主に以下3点です。

• ホテルグレードと日程
• エリート特典
• ホテル独自の特典

実際に計算してみましょう。

わが家は毎年、東京ディズニーリゾート内の「シェラトン グランデ トーキョーベイ」に宿泊しています。

土日が休みのサラリーマンなので、GWに泊まるとします。
ホテルの値段と必要なポイントは以下の通りです。

70,000ptで56,000円なので単価0.8円ですね。

そして、
①子供の朝食無料
②エリート特典
③ホテル独自の特典　を追加します。

推測も含みますが、以下の通りになります。

①子供の朝食＠2,200円×2名で4,400円
②客室アップグレード約3,000円（推測）
③駐車場無料（3,100円）

56,000円と①～③で計66,500円、単価は0.95円です。

加算部分は、マリオットのエリート資格によって異なります。
プラチナエリートレベルになると、スイートルームを含む客室アップグレードや大人の朝食無料、ラウンジ利用なども付帯します。

まずは必要な日程とポイントを調べて、自分に取ってのポイント価値を計算することをおすすめします。

特に平日休みを取れる方には有利に働きます。中にはポイント単価が1.5円～2.0円のホテルもあります。

ポイント還元率

ポイント還元率はカード種類、利用場面によって異なります。
マリオットアメックスプレミアム（上位カード）
マリオットアメックス（一般カード）で、以下の通りです。

カード種類	上位カード	一般カード
通常カード利用	100円＝3pt	100円＝2pt
ホテル利用	100円＝6pt	100円＝4pt

通常カード利用の金額を年額150万円決済（無料宿泊特典が得られる決済）で考えると、上位カードでは30,000pt、一般カードでは20,000ptとなり、ハッキリと差が出てきます。

ポイント減額／対象外の決済

通常カード利用で注意したいのは、一部の決済ではポイントが減額、あるいは付与対象外の決済があることです。

具体的には、以下の決済です。

・電子マネーチャージ
・NHK含む公共料金
・大手電力/ガス/水道局
・ｄ払いや●●pay系　です。

詳細は公式ページをご参照ください。

貯め方

マリオットポイントの貯め方は以下4通りです。

• 生活費カード決済
• ホテル利用
• 宿泊キャンペーン
• ポイント購入

生活費カード決済

最も利用頻度が多いのがカード決済です。

アメックスは利用可能店舗数が他のカードよりも少ないですが、Apple payの登録でiD、Quickpayなどの電子マネーに接続できるようになりました。

上記「ポイント減額／対象外」の決済に気を付けながら利用することをおすすめします。

ホテル利用

ホテルでの宿泊／レストラン／スパの利用では還元率が高くなります。また、エリート特典が付くことで割引やボーナスポイントがもらえることからお得度が増します。

ホテル宿泊プロモーション

マリオットでは宿泊プロモーションとして、時折キャンペーンを実施します。

・ホテル1滞在に1500pt
・一定期間内に2泊すると3,000pt

など、嬉しいポイント加算があります。

ポイント購入

反則技のようですがポイント購入が可能です。

ドルベースの購入ですが、時々ボーナスを付与するキャンペーンがあります。過去数年を振り返る中では、35％～50％のボーナスが付与されるキャンペーンが多いです。

普段は利用しなくても、キャンペーン期間はお得に買えるため、選択肢として記憶しておくと良いです。

ポイント購入により、端数調整がとてもやり易くなります。

番外編：ポイントサイト利用　

筆者は上記のポイントの他、「ハピタス」や「モッピー」などのポイントサイトで経由して予約をしています。すると、宿泊料金に対して4％～5％のポイントを稼ぐことができます。そのポイントをウェル活や特典航空券に使うことで、さらに効率的に生活できます。

使い方

Marriottポイントは、使い方も自由度が高いです。是非ここで知っていただきたい利用方法をご紹介します。

ホテル宿泊利用

まずは一般的な「ホテル利用」です。

全額ポイント払い

最もオーソドックスな支払い方法です。キャッシュアウトがなくお財布にも優しい。ただし、多めのポイントが必要な分は頑張って貯める必要があります。

一部ポイント払い（キャッシュ＆ポイント）

宿泊料金の一部をポイントで賄うことも可能です。ポイントが十分に貯まってない時や、現金支出を抑えたい時には重宝します。

ただし、コスパはそこまで高くないので、コスパ重視の方は全額ポイント払いがおすすめです。

部屋のアップグレード利用

ポイントを使って部屋のアップグレードも可能です。電話でも対応可能ですので、特別な日に使うことをおすすめします。

番外編：4泊分のポイントで5泊可能

あまりメジャーではありませんが、同じホテルにポイント宿泊すると、4泊分のポイントで5泊可能です。長期滞在するにはとても便利で、我が家はハワイ旅行でこの制度を使いたいと思っています。

マイル交換

このカードの凄い所はマイルへの交換が可能、しかも高還元なんです。

日本ではANA、JALをはじめ、デルタ航空等40以上の航空会社と提携しています。

ANAマイルへの交換で行くと、3pt＝1マイルに交換できますが、まとめて60,000ptを交換すると5,000マイルのボーナスがあります。

つまり、マイル還元率が1％（100円利用＝3pt＝1マイル）ではなく1.25％まで跳ね上がるんです。

上記のポイント購入と組み合わせると、マイルを買うこともできるため、飛行機代とホテル代の両方を節約することが可能です。

まとめ

マリオットボンヴォイポイントは、人によって単価が変わります。しかし、実質無期限で高還元、貯め方・使い方の幅の広さは他を凌駕します。

ご説明したポイント・プログラムと、カードに付帯する「エリート資格」がある限り、我が家のメインクレジットカードとして今後も活躍し続けると思います。